ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行
ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行
A-Z 数字

ア行

亜鉛(あえん)

英語ではZINC(ジンク)と呼ばれる。一度体内で分解されたタンパク質を、再度タンパク質(ケラチン)へと生成する働きがある。欠乏すると毛髪をつくることができなくなるため、薄毛の原因となる。亜鉛は体内で生成することができないため、食事やサプリメントで補給する必要がある。

アデノシン

生体内薬用成分のアデノシンが毛乳頭細胞に作用し、髪の成長に不可欠な発毛因子を作り出す効果がある。日本皮膚科学会のガイドラインでは一定の効果が期待できる、C1(用いてもよい)という評価を得ており、資生堂から発売されているアデノゲンに配合されている。

育毛メソセラピー(いくもうメソセラピー)

薄毛部分に注射やレーザーなどを用い、発毛や育毛に有効なフィナステリドやミノキシジルをはじめとした成分を注入させる治療。頭皮に直接注入するため、通常の外用や内服薬より効果が高いとされている。

塩化カルプロニウム(えんかカルプロニウム)

血行を促進し、毛乳頭を活性化させて育毛を促すという効果がある。日本皮膚科学会のガイドラインでは一定の効果が期待できる、C1(用いてもよい)という評価を得ており、第一三共ヘルスケアのカロヤンガッシュなどに配合されていいる。

カ行

ケトコナゾール

殺菌作用が有り、フケや脂漏性皮膚炎対策に効果がある。また、DHTを阻害することで、育毛効果があるともされている。日本皮膚科学会のガイドラインでは一定の効果が期待できる、C1(用いてもよい)という評価を得ており、ニナゾルシャンプーなどに配合されている。

ケラチン

タンパク質の一種であり、毛髪の99%が、このケラチンで構成されている。

個人輸入代行業者(こじんゆにゅうだいこうぎょうしゃ)

海外などの医薬品を自己責任のうえで取り寄せる際に、その代行を行ってくれる業者のこと。取り寄せ方法は通常のネットショッピングとほぼ同じであり、『オオサカ堂』などが有名。

サ行

サイトプリン

毛根細胞内の髪の成長に必要なタンパク質の生成を促し、発毛促進シグナルを増幅させる効果があるとされている。日本皮膚科学会のガイドラインでは一定の効果が期待できる、C1(用いてもよい)という評価を得ており、ライオンから発売の毛髪力シリーズなどに配合されている。

ジェネリック

先発医薬品の特許が切れたあとに販売される、新薬と同じ有効成分で価格が安い医薬品のこと。

ジヒドロテストロン(DHT)

AGAの最大の原因。男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼと結合されることで発生し、毛乳頭細胞にある受容体に影響を与え、髪の成長を抑制する。

自毛植毛(じもうしょくもう)

後頭部や側頭部の毛包を採取し、前頭部や頭頂部に移植する医療行為。人工毛植毛と違い、高い効果が期待できる。DHTの影響を受けづらい場所からの移植のため、移植後は成長し続け、抜けづらいという特徴を持つ。

初期脱毛(しょきだつもう)

AGA治療の初期の1~3ヶ月頃に起こる脱毛のこと。内服・外用薬などでヘアサイクルが正常化される過程で起こることが多く、休止期や退行期にある髪が抜けやすくなる。

人工毛植毛(じんこうもうしょくもう)

毛髪に見立てた合成繊維を頭皮に植えていく植毛法。移植することのできる本数に制限がないため一時的には効果がみられるが、非常に抜けやすく、瘢痕が残りやすいため、日本皮膚科学会でもDランクの『用いてはならない』とされている。

タ行

テストステロン

男性ホルモンの1つであり、主に精巣で作られ分泌される。単体では悪影響はないが、5αリダクターゼと結合することでDHT(ジヒドロテストステロン)へと変換され、男性型脱毛症の原因となる。

デュタステリド

フィナステリドの3倍の2型5-α還元酵素を阻害する効果に加え、1型にも作用する。高い発毛効果が期待できるものの、現時点では前立腺肥大に対する治療薬としてのみ認可されている。

ナ行

ナツシロギク(フィーバーフュー)

昔からヨーロッパでは頭痛に効く薬草として知られていた。近年、パルテノライドと呼ばれる有効成分に発毛効果があることがあることが発見された。お茶やサプリメントで流通している。

ノコギリヤシ(ソーパルメット)

北アメリカ南部からメキシコが原産のヤシ科の植物。昔からネイティブアメリカンの間では、ノコギリヤシの実を食用としており、強壮剤として使われていた。頻尿の改善や5αリダクターゼを阻害する効果がある。

ハ行

ビオチン

「ビタミンH」「ビタミンB7」とも呼ばれる水溶性ビタミンの一種。血液をスムーズに循環させ、コラーゲンの生成を促進させることから育毛に効果があるとされている。

フィナステリド

プロペシアやプロスカーとして知られる薬剤などに含まれている成分で、2型の5-α還元酵素阻害薬であり、男性ホルモンのテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)へ変換するのを防ぎ、抜け毛を予防する効果がある。

フィンペシア

プロペシアのジェネリック。以前は薬剤のコーティングに使用されるキノリンイエローに発ガン性があることが問題視されたが、現在はキノリンイエローフリーのものが主流で流通している。

プロペシア

アメリカのメルク社が開発したAGA治療薬。主成分のフィナステリドが5αリダクターゼを阻害することでDHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑える効果がある。

ペンタデカン

髪の主成分であるタンパク質(ケラチン)の合成に必要なエネルギーを補助するのに有効であるとされている。日本皮膚科学会のガイドラインでは一定の効果が期待できる、C1(用いてもよい)という評価を得ており、ライオンから発売の毛髪力シリーズなどに配合されている。

マ行

ミノキシジル

血管拡張作用のある成分であり、高血圧の治療薬として開発された。ミノキシジルが含まれている薬品には外用薬と内服薬がある。外用薬としては日本ではリアップ、海外ではロゲインが有名。毛乳頭や毛母細胞を活性化することでヘアサイクルを正常化させる効果がある。内服薬であるロテニンやミノキシジルタブレットは日本では未承認薬であるが、強力な発毛作用があり、個人輸入などによって入手することができる。

毛乳頭(もうにゅうとう)

毛根の先端にあり、毛細血管から栄養を取り込んで、毛髪を成長させるという機能がある。

ヤ行

ラ行

リジン

必須アミノ酸のひとつで、毛髪の成分となるタンパク質の生成にも関与する大切な栄養素。動物性タンパク質に多く含まれる。

ワ行

A-Z

AGA(エー・ジー・エー)

Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことをあらわす。思春期以降に前頭部もしくは頭頂部、またはその両方から髪が薄くなる症状で、全国には1200万人以上が発症しているとされている。

HARG療法(ハーグりょうほう)

育毛メソセラピーと同様に、頭皮へ直接、発毛・育毛効果の高い有効成分を注入する治療。違いは、幹細胞から抽出された発毛するために必要な栄養分であるHARGパウダーがブレンドされているということ。

t-フラバノン

髪の成長促進や細胞増殖、接着促進の3つの育毛効果があるとされている。日本皮膚科学会のガイドラインでは一定の効果が期待できる、C1(用いてもよい)という評価を得ており、花王のサクセスバイタルチャージなどに配合されている。

M-034

昆布・もずく・ワカメなどのぬめり成分から抽出されたエキス。ミノキシジルと同等の育毛効果があるとされている。自然由来の成分であるため副作用がないのが特徴。チャップアップやブブカに配合されています。

数字

5αリダクターゼ(ファイブアルファリダクターゼ)

男性ホルモンであるテストステロンと結合することで、DHT(ジヒドロテストロン)へと変換させる働きがあり、男性型脱毛症の大きな原因のひとつ。1型と2型があり、男性型脱毛症には主に2型が作用しているとされている。