第二の内服発毛薬ザガーロの新発売日再決定とアボルブの出荷解除は?
ザガーロの発売日再決定はどうなる?
※ザガーロの発売日が2016年6月13日に再決定しました!詳しくは〈延期されていたザガーロ発売日がついに再決定!〉でどうぞ!
現在発売延期となっているザガーロと、出荷調整中のアボルブ(アボダート)ですが、はたして発売再決定と出荷解除はいつになるのでしょうか?
ザガーロ発売延期の原因は以前過去記事で紹介した通り、製品の製造過程で別の薬剤が混入してしまい、原因を究明中とのとことなのです。
現在はライセンスの一時停止により、ザガーロやアボルブの生産や出荷が停止状態でいます。
このため、特約店への出荷調整が行われ、在庫がなくなり次第、アボルブの供給はストップしてしまうということになります。
そして、この在庫ですが6月20日以降に生産したもの全てを世界的に出荷停止ということですので、ここ約半年間に同工場で生産されたデュタステリド製品は市場に流通しなくなります。
世界的なアボルブ(アボダート)の流通量がどの程度かは分かりませんが、半年以前に製造された在庫が、一体どの程度残っているのでしょうか。
おそらく2~3ヶ月といった、そう遠くない時期に在庫が尽きてしまうことでしょう。
この記事を書いている時点では、まだ大丈夫そうですが、リアルタイムで流通がストップしてないかどうかは、コチラからご確認ください。
仮に在庫が尽きてしまったとしても、育毛に使っている方は生産国がトルコのアボルブジェネリック0.5mg(Dutapros)やインドのデュプロスト0.5mgといったジェネリック商品がありますので、まだ良いですが、前立腺肥大症に苦しむ患者さんは、医師から処方されなくなって、これらを購入する場合には保険適用外の全額負担になってしまうんですよね・・・。
それと、気になることがもうひとつ
GSK(グラクソ・スミスクライン社)はザガーロを一刻も早く発売するため、鋭意努力中としていますが、同時にフランス警察当局より、刑事上の調査も進行中ともしています。
えっ!?刑事上の調査!?
これって、もしかして、誰かが故意的に違う製品を混入させた可能性があるって意味ですよね?
もし、これが生産ライン上のミスではなく、人為的なものであれば、犯人逮捕と同時にライセンス一時停止解除⇒生産再開⇒発売日再決定(出荷解除)と、トントン拍子に進むと思います。
そんなにあっさりと犯人が特定されるかどうかも分かりませんし、憶測ですので、そんな犯人がいるのかも分かりませんが、安定供給までは多少時間がかかったとしても、早期解決の期待がもてますね。
フランス警察頑張れ!
そういえば、プロペシアも過去に発売延期になってるんですよね・・・。
最新情報は分かり次第、このサイト、もしくは導入したてのTwitterでお届けします。
※追記:2016年1月5日
2016年1月のGSK社の発表によると、アボルブの国内保留在庫に関しては、ドイツにあるキャタレント社ショルンドルフ工場にて混入カプセルの除去が可能であり、同じく今市工場の品質検査でも、問題はないとの結論から、出荷が決定したようです。
ただし、フランスのベンハイム工場の再稼働に関しては、現在も保留状態となっているようですので、出荷調整は継続されるようです。
今回の事態を受けて、GSK社は製剤製造所の追加に向けて準備を進めているとのことです。
これは、フランス以外の何処かでデュタステリド用の新製造所を確保するということでしょう。
つまり、ザガーロの発売に関しては、このベンハイム工場の再稼働、もしくは新製造ライン次第となりそうですので、もうしばらくは辛抱する必要がありそうです。
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