ミノキシジルタブレット(ロニテン)の飲み方・効果・副作用を解説!
ミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)といえば、育毛対策の中でも、比較的上級者向けのイメージが強いですよね。
今回はフィナステリドやデュタステリドを試してきたけど、イマイチ効果が物足りないので、ついにミノキシジルタブレットに手を出してみようと考えている方向けに、効果や副作用、飲み方などを解説していきたいと思います。
- ミノキシジルタブレット(ロニテン)とは?
- ミノキシジルタブレットの効果
- ミノキシジルタブレットの飲み方
- ミノキシジルタブレットのメリット
- ミノキシジルタブレットの副作用(デメリット)
- ミノキシジルタブレットと一緒に飲んではいけない薬
ミノキシジルタブレット(ロニテン)とは?
まずは、ミノキシジルタブレットとはどんなものか、おさらいしておきましょう。
ミノキシジルタブレットとは、その名の通り、リアップやロゲインなどの外用薬の主成分として有名なミノキシジルの内服薬版です。
内服用ミノキシジルの本家はファイザー社の『ロニテン』という血圧降下剤であり、AGA治療薬としてはどこの国でも認可されていません。
また、日本においては、他にもっと優秀な薬があるためであると思われますが、血圧降下剤としてすらも認可されていません。
しかし、その副作用である強力な発毛作用から個人輸入では不動の人気を得ている、
最強の発毛薬なのです!
ミノキシジルタブレットの効果
ミノキシジルには血管を拡張し、血圧を下げるという特徴があり、この血管拡張作用が血流の流れを良くし、栄養を髪の毛に運びやすくします。
また、毛母細胞や毛乳頭細胞を活性化する働きもあり、これらが直接的に発毛・育毛に作用すると考えられています。
ミノキシジルタブレットの飲み方
服用量は通常の成人で5mg~40mgとされており、最大で100mgとなっていますが、これはあくまでも高血圧症の患者に対してであり、薄毛対策として服用する場合は、まず、2.5mg~5mgあたりからはじめるべきでしょう。
飲み方としては、食前・食間・食後といったタイミングは気にする必要はありません。
1日2.5mg服用する場合は、毎日決まった時間に飲むと良いです。
また1日5mg服用する場合は、1日1回5mg、もしくは1日2回2.5mgを朝と夜といったように、決まった時間に服用すると良いでしょう。
それ以上の用量を服用する場合も同様に、1日に1回、もしくは複数回に分けて使用しましょう。
ちなみに2.5mgとして販売されている商品は〈ミノキシジルタブレット2.5mg(米国Mutual Pharmaceutical製)〉だけです。
1錠が5mgや10mgを購入した方は、ピルカッターを使用し、分割して服用するという方法もあります。
これによりコストダウンを狙う方も多くいるようです。
ちなみにピルカッターとはこんなのです
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そして、ここからが重要なのですが、ミノキシジルタブレットを服用する際には、むくみや動悸に対して利尿剤やβ遮断薬との併用が推奨されています。
元々、血圧降下剤であるミノキシジルに、これらを併用するということは、更に血圧を下げてしまう恐れもありますので、慎重に使用しなくてはなりません。
ミノキシジルタブレットのメリット
ミノキシジルタブレットの最大のメリットは、もちろん発毛効果が高いということなのですが、
もうひとつ非常に大きなメリットがあります。
それは、プロペシアなどをはじめとしたフィナステリド、もしくは、デュタステリドとの併用が可能ということです。
どういうことかというと、
という飲み方や、
といった飲み方ができるということになります。
フィナステリドやデュタステリドは5αリダクターゼを阻害することで、抜け毛を防ぎヘアサイクルを改善する効果がありますが、ミノキシジルには前述した通り、血管拡張や毛母細胞などの活性化が見込まれます。
つまり、育毛において二重の効果が得られるということなのです。
メリットがあれば、当然デメリットもあります。
デメリットに関しては、下の副作用で解説します。
ミノキシジルタブレットの副作用(デメリット)
ミノキシジルタブレットの服用に際しては、決して良いことばかりではありません。
なぜ、これほどの発毛力を持った製品が世界的にAGA治療薬として承認されていないのかにも目を向ける必要があります。
それは、AGA治療薬として利用するには、かなりリスクが高い製品であるからです。
以前にもAGA内服薬の副作用については記事をまとめていますが、今回はもう少し掘り下げていきたいと思います。
ミノキシジルタブレットの主な副作用には
- 多毛症…腕や脚など、全身の体毛が濃くなります
- 胸痛…刺されるような胸の痛みを感じます
- 浮腫(むくみ)…顔などに浮腫が生じます
- 動悸…心拍数が上がり、心臓に負担がかかります
などといったものがあります。
更に、元来、降圧剤であるミノキシジルタブレットの服用にあたっては、これまた前述の通り、利尿剤やβ遮断薬との併用が推奨されていますので、更なる血圧低下や、これら薬剤の副作用リスクも同時に背負うということになります。
これらの理由から、フィナステリドやデュタステリドの効果が薄いけど、どうしても育毛を諦めきれないという人の最終手段に近いと考えたほうが良いでしょう。
(他にも、育毛メソセラピーや自毛植毛という手段もありますが、今回は内服薬のお話しですので、割愛させていただきます。
気になる方は過去記事:〈期待の最先端技術!毛髪再生医療とは?〉/〈クリニック別!植毛技術徹底比較!〉をご覧ください。)
もちろん、服用量を加減することで副作用のリスクは低くなりますが、それでも必ず出ないという保証はどこにもありません。
ミノキシジルタブレットと一緒に飲んではいけない薬
ミノキシジルタブレットには一緒に飲んではいけない薬があります。
いわゆる併用禁忌薬というやつですね。
イブプロフェンやED治療薬などの血圧に影響を及ぼす可能性のある薬剤は、併用禁忌とされています。
また、アルコールも血圧を低下させる可能性がありますので、飲酒した日はミノキシジルタブレットの服用を取りやめるか、タイミングをずらした方が良いでしょう。
イブプロフェンのみならず、風邪薬には血圧に影響を与える可能性がある成分が配合されていることも考えられますので、体調が悪い時にはミノキシジルタブレットを服用していることを医師に告げ、相談するか、服用そのものを停止し、風邪薬との併用を避けるようにした方が良いでしょう。
まとめ
今やミノキシジルタブレットの入手はネットショッピング感覚で、簡単に個人輸入することができますが、服用にあたっては医師に相談することが望ましいです。
大多数がミノキシジルタブレットの内服において副作用を生じず、また生じたとしても、それほど大きな異常を感じずにいることでしょう。
そして実際に、育毛において高い効果がもたらされているはずです。
それがミノタブ人気に拍車をかけているというのが現実ではないでしょうか。
少し脅かしてしまいましたが、ミノキシジルタブレットは、ここ日本において未承認薬であり、使用に際しては自己責任となります。
リスクの高い薬であることは理解したうえで使用してほしいと思います。
そして、使用を判断する前には、口コミなどで実際の使用者の評価を見てからにしましょう。
ちなみに元祖内服用ミノキシジル『ロニテン』の口コミはコチラにありますので参考にしてください(^^)
併せて、内服用ミノキシジルの一覧もどうぞ。